萬年筆とまほろば

万年筆でくらしを豊かにするブログ。

万年筆との出会い(中編)

木製ボールペン:三菱鉛筆 油性ボールペン ピュアモルト

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私が万年筆と出会う3ヶ月前。
職場の同僚から1本の「木のボールペン」をいただきました。
そのボールペンとは「三菱鉛筆 油性ボールペン ピュアモルト」。

ウィスキーの樽材として長年使用されたオーク材を削り出して作られた、太めのボールペンです。
当時、文房具に全くこだわりがありませんでしたが、木のボールペンを所持したのは初めてだったため大変嬉しかったです。
使用するペンが変わると、自分がより大人になれた気がして身も引き締まり、仕事でもヤル気がアップしました。

仕事での自分の武器(仲間)なので、現在も愛用中。

木の素材に大変興味を持った私は、次にインターネットで木のシャーペンを探し始めました。

 

シャーペンにも種類がたくさんある

2016年8月下旬、木のシャーペンを探し始めた私。
インターネットで見つけて最初に買ったのが、パイロット シャープペンシル レグノ ダークブラウン(HLE-250K-DBN)

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ネット上で高評価のため、Amazonにて2100円で購入しました。

木の質感がよく、金属パーツとのバランスも絶妙。
書き味も良好で、他とはひと味違う雰囲気を持った精巧なシャーペンだと感じました。
しかしながら、ペン軸が細みで木の表面がつるつるしており、私の手にはどうにも滑りやすいのが気になりました。
ペン軸があと3~5mm太ければ握りやすかったのですが。
私の好みとして、見た目は大事だがそれ以上に実用性にもこだわりたい、という点に今さらながら気づかされました。

 

木の素材にこだわらず、もっと握りやすい形状のシャーペンがほしい!と考え始めたため、次なる理想のシャーペン探しの旅が始まりました。

その後の購入履歴は以下のとおり。

 

○2016年8月購入

 

○2016年9月購入

  • カヴェコ ペンシル 0.5mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-05)

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○2016年10月購入

  • プラチナ万年筆 プロユース0.3mm 製図用シャープペン シルバー(MSD-1000A)

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  • ステッドラー シャープペン シルバーシリーズ 0.3mm(925 25)

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  • ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ 0.3mm(PG1003)

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  • ぺんてる シャープペン グラフギア1000 0.3mm(PG1013)

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偶然ですが、私が購入した上記シャーペンは、新しく買ったもの(ページの下に行けば行く)ほど順に、ペン軸が長くなります。(カヴェコの二本だけは同じ長さです)

立て続けにシャーペンばかりこんなに買ってどうするのかという疑問はごもっともです。
ですが、ネットの評判と自分の好みに乖離がある以上、店頭で試筆するか、購入する以外に確認する方法がありません。

 

結果、私のお気に入りナンバー1は、
カヴェコ ペンシル 2.0mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-20)です!

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芯は「ステッドラー ホルダー芯 マルスカーボン(200-2B)」を使用しています。

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一般的なシャーペン芯サイズ(0.5mmや0.7mm)と比較して、2.0mmという2B極太芯で書く感覚は、おおらかで非常に楽しいものです。

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字を書くというよりもデッサンなどに向いていると思います。
ただ、書いているとすぐに芯が丸くなってしまうため、「三菱鉛筆 シャープナー ユニ 2.0mm芯ホルダー用ポケットシャープナー(DPS6001P)」を使って芯を細く削ります。

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鉛筆の芯を削る感覚なんて、小学生時代以来忘れてしまっていたため、大変新鮮な気持ちにさせられます。
このカヴェコ ペンシル 2.0mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-20)は、手に取るとなんだかポッテリとした、何ともかわいいヤツです。

 

一方、字を書くという意味で一番のお気に入りは、カヴェコ ペンシル 0.5mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-05)の方ですね。

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ペン軸の長さ・太さは、上記カヴェコ ペンシル 2.0mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-20)とまったく同じです。

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八角形軸がとにかく持ちやすいのです。
シャーペンに関して、私は元々太軸が苦手なのですが、最大径10mmの軸の太さが私の感覚には絶妙にフィットしました。
クリップはオプション品で別売りとなっていますが、私には不要です。
ペンを手の中でコロコロ回しても、クリップが邪魔しないので心地よいです。


当たり前ですが、カヴェコ ペンシル 2.0mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-20)とは違い、カヴェコ ペンシル 0.5mm ペンシルスペシャル ブラック(PS-05)は、芯を削る必要がないのでやはり便利です。
三菱鉛筆 シャープ芯 Hi-Uni 0.5 HBを入れて使っています。

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ついに、私にとって理想のシャーペンが見つかりました!
これ以上、新たなシャーペンを手に入れる必要性が無くなりました。
後に万年筆を手に入れることになるのですが、ここで一旦、小休止でクイズを出題!

 

クイズ

今回ご紹介したシャーペン7本の中で、後に私が手に入れた万年筆(モンブラン マイスターシュテュック 149)と一番近い長さのものは一体どれでしょうか?

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答えは次回記事にて!

 

あなたがもし既に万年筆をお持ちなら、初めての一本目はどのような経緯で入手しましたか?
コメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです!

それではまた!


【第3回】万年筆との出会い(中編)